赤みやカイカイが、日常化していました
「また…」
わたしはついそう呟いてしまう。
愛犬の藤丸はフレンチブルドッグ。クリームの4歳男の子だ。
痒そうに指股を舐め、赤くなるまでやめない。
この光景を見るたびに、わたしは落ち込む。
なにかのアレルギーなのかとも思うけど、膿皮症の可能性もある。
フレンチブルドッグはご存知の通り、
皮膚にトラブルを抱えがちな犬種だ。
うちの子も例外ではなく、ずっと悩んでいる。
動物病院に行って薬を処方してもらい、一時期良くなっても、また悪くなるの繰り返し。
それに、薬ばかりに頼るのはどうなのか、という気持ちもある。
対処療法ではなく、もっと根本的なこと。
「うちの小豆も皮膚状態、やばかったんだよ」
犬友だちの桐子さんがそう言った。
小豆ちゃんもフレンチブルドッグで、パイドの5歳女子。
皮膚状態がかなり悪かったといいます。
「フレンチブルドッグはほんとうに皮膚が弱いよね…。小豆だって、あれこれ試してみて落ち着いたと思いきや、またカイカイ。やんなっちゃうよね。叱ったってしょうがないし」
「うん…叱ったってストレスをためるだけだろうし、隠れて舐めたり噛んだりするでしょうね」
「そうそう。で、かかりつけの動物病院に行って、先生に質問してみたの。フレブルに皮膚疾患が多いのは仕方ないことなんですかって」
わたしはうなずく。
「確かにその傾向はあると。でも、もちろんなんの問題もない子もいるわけ。その子たちを調べてみると、実は」
「…実は?」
「食事がどんぴしゃに合っていた、んだって」
「フードがその子にジャストフィットしていた、ということですか」
「あたしね、ちょっと考えてみたわけ。やっぱり食事から見直すべきなんじゃないかって。食べたもので、からだは作られるわけで。これ以上のことはないんじゃないかなって」
確かに、食事は絶対に欠かせない毎日のルーティンだ。
そこをおろそかにする、というのは愛犬の健康維持にとっていいことなどないだろう。
「だからね、小豆のためにフードを変えた」
フレブル愛に応えた、理想の食事とは?
「でも桐子さん、手作り食だったじゃないですか。え、ドライフードに戻したっていうことですか」
わたしは正直、手作り食こそ究極だと思っていたから、その発言に驚いてしまった。
「そう。ようやくすばらしいドライフードに出会ったというわけ。手作り食が霞むくらいの、よいフード。なんといってもフレンチブルドッグ専用」
「フレブル専用?…それはちょっと興味あるけど、でも普通のドライフードなんですよね? 最近よく聞く冷凍のフレッシュフードとかではなく」
桐子さんはちょっと待って、と言って大きめのマザーバッグを開く。
そこから取り出したのが 『THE fu-do(ザ・フード)』だった。
パッケージにはフレンチブルドッグの大きな顔が印刷され、ゴールドの縁取りがとってもお洒落だ。
「へえ…パッケージかわいいですね」
わたしがそう言うと、桐子さんがそのパッケージを開き、中身のドライフードを手のひらに乗せ、わたしの鼻先へ持ってきた。
「え、なにこのいい香り!」
魚粉の香ばしさがふわっと匂うような。
一粒一粒のかたちはずいぶん変わっているが、ほろほろと崩れてくれるので、食べやすそうだ。
油っぽさはまるでない。
ちょうど足もとにいた藤丸がこのフードの香りに気づき、くれくれとせがむ。
藤丸はわたしの手のひらから、文字通り一瞬でそれをたいらげた。
「味も最高にいいのよ。話を戻すとね、ようやくぴったりのフードに出会ったというわけ。開発者はフレンチブルドッグのことをちゃんと理解している、とはっきり言える。フードチェンジして3ヶ月になるけど、小豆の食欲が爆発しちゃってる」
「なるほど…なにが入ってるんですかね」
「2種類あって、これが『正統の基礎栄養食』。牛肉、豚肉、鶏肉、魚類のコンボ。ひとつだけじゃなく、フレンチブルドッグがより健康維持するには、多種類の動物性たんぱく質を摂取するのが好ましいんだって」
「それは理にかなっている気がしますね。アレルギー的にもいろいろ分散させるほうがいいわけで」
「うん。もうひとつは『安心のアレルゲン対応食』。いわずもがなフレブルはアレルギー多いからね…それにも対応しているってわけ。馬肉、豚肉、魚類を使用しているから、食物アレルギーにも配慮されてるよね」
桐子さんがさらにバッグから取り出した『THE fu-do(ザ・フード)』の商品パンフレットをわたしは熟読してしまった。
『THE fu-do(ザ・フード)』にはフレンチブルドッグに特化した工夫が満載だ。
たとえば「オメガ3脂肪酸」。
フレンチブルドッグは先天的に「オメガ3脂肪酸が不足しがち=吸収しにくい」ことがわかったのだという。
「オメガ3脂肪酸」は、皮膚や脳、関節などの健康維持に欠かせない栄養素だから、まさにフレブルには絶対必要なわけだけど…これが吸収しにくいとなれば、皮膚の健康維持が難しくなるのは間違いないだろう。
だが「オメガ3脂肪酸」は熱や光に弱く、扱いが難しい。
『THE fu-do(ザ・フード)』は希少だが、吸収率が高い「クリルオイル」を使用しており、熱で性質が壊れないようにするため特殊技術を採用し(特許技術申請中だそう)、体内に届きやすい工夫を施しているとのこと。
さらには「ビタミンC」。
まさに皮膚の健康を保つイメージがある大メジャーな栄養素。
だが、一般的に犬たちは、ビタミンCを体内で生成できるといわれている。
ところがなんと、フレンチブルドッグはその能力が不足しているのだそうだ。
なるほど、ビタミンCの不足は盲点だったかも…。
とはいえビタミンCってドライフードにはあまりなじまない栄養素に感じていたが、それもそのはず、一般的なドライフードは高温で加熱するため、作る過程で性質が壊れてしまうそうだ。
そこで『THE fu-do(ザ・フード)』は熱や光、酸素などによる酸化・分解を受けにくい特性の安定型ビタミンCを活用しているそう。
小腸で消化酵素により加水分解され、ビタミンCとなって体内に吸収される。
たしかに惹かれる。
封入されているハナビラタケとか、冬虫夏草を使用しているのもそうだけど、「フレンチブルドッグはもともと高脂肪食と相性が悪い」という部分も感覚で理解できる気がする。
だから低脂肪であるべきだというのは腑に落ちるし、フレブルラバーの考えっぽくて、ちょっとうれしい。
「ここ最近、動物病院には行ってないの。皮膚状態もいい感じだし、代謝もいい。いま小豆は元気で健康な状態が維持できていると思う。食事はやっぱりからだを作るもの。フレンチブルドッグに足りなかった栄養を摂取することに貪欲になれば、うまくいく気がする」
桐子さんがそう言った。
「フレンチブルドッグに足りなかった栄養か…いままで考えたこともなかったな。『THE fu-do(ザ・フード)』はそこも踏まえているわけですね」
『THE fu-do(ザ・フード)』で見つけた幸せ
そしてついに手に入れた『THE fu-do(ザ・フード)』。
フードチェンジは慎重にやったけれど、まだ2ヶ月だというのに、わたしが落ち込むことはなくなった。
足りないものををきちんと補うことができた、ということだろうか。
そしてなんといっても『THE fu-do(ザ・フード)』にしてから、藤丸が満足そうなのだ。
ということは、いまの藤丸の状態こそ、わたしが求めていた答えである、と言えるんじゃないか?
シンプルに、ごはんだけで手に入れた正解。
桐子さんには聞けずじまいだったが、手作り食からドライフードにするのは、なかなか勇気のいることだっただろう。
しかし『THE fu-do(ザ・フード)』なら、ありだ。
味や栄養素、トータルバランスの良さがドライフードの真骨頂なのだ。
…もしかしたらわたしは、一生もののフードに出会ってしまったのかもしれない。
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